カンザシフウチョウは地面をステージとして選び、ダンスの邪魔になる葉っぱなどをすべてステージ上から取り除く徹底ぶりを見せます。

とんでもない几帳面さはダンスにも表れていて、なんとステップが1～9まであるとか。途中に羽をスカートのように広げたままちょこんと座るように静止するキメポーズもあります！
それだけ多くの工程を持つダンスを習得するために、メスが見ていなくてもストイックにダンスの練習をしては休憩を繰り返します。

そこまでして披露したいダンスなので、ちゃんと観客席である枝（ダンスを高い位置から見下ろして欲しいため、近場に適度な高さの枝や木がある場所をステージとして確保している）に止まって見に来てくれた子以外は邪魔者としてものすごい勢いでステージから排除しようとするようです。こだわり極まれりですね。

小刻みに頭を振って飾り羽を揺らすダンスを踊り、蝶ネクタイをしているような外見をしたカンザシフウチョウの独特で愛らしい姿は何度見ても飽きません。